SC勢が本気だ。SC08関東;春決勝は大混戦だった。
・土曜1部;延長サドンデス
・土曜2部;延長サドンデス
・日曜特別部;延長サドンデス
・日曜1部;1点差
JC。今季も[ストロングリーグ超注目チーム]に抜擢された2チーム(武磨、JSC)が、春先から大ブレイク。いずれもJC傘下のタイトルを獲得しこの舞台に駒を進めてきた。挙句の果てに全国ランキング1位,2位(2100チーム〜)を独走だ。
シリーズ開幕を直前に控え、こんどは統計を辿って、最も危険な猛者をあえて大抜擢しなければならない。優勝予想ではないので注意したい。
08関東統一の危険印は、どうやらエアロックカップ日曜王者のARUYO東海だ。東海大相模、日大三、仙台育英など名門校で活躍した主力がズラリだ。だがそれはあまり関係ない。
圧倒的な打線網で毎シーズン打ちまくるARUYO東海。今季は浅野、菅原両投手を勝利の登板機会を定着させると投打バランスかみ合いついに屈指の常勝軍団に化けてしまった。継投パターンも極め昨年散々だった1試合平均失点を、1点以上も縮めてきた。昨年までは優勝候補チームの中でも派手に最後尾を独走したが、今季なんと平均失点0.8。全国ダントツトップに躍り出た。次いでブーマ(0.9)、Heaven'sPowers(1.1)、CLIPPERS(1.2)、三陽商会(1.2)、DROOG(1.3)ら。0点台の2チームは要警戒なのか。
春の特集にもあった"シーズン平均失点にみるV戦線"だけはどうやら避けて通れない。相手あっての野球で、タイム計測などとまた異なるものの年間平均失点についてはこれまでのところ数値がそのまま通用してしまっている。ちなみにここ3年関東王者についてはいずれも0点台。猛打で振るった05,06覇者のヤンキースは勿論のこと昨年のREDHILLに至ってはJC初戦〜全国制覇まで一度もホームインを許さず完全優勝達成(0.0)。JC関東に関しては1,2回戦がダブルヘッダー形式とあって、選ばれし強豪相手の14イニングに一層の鉄壁が求められそう。
さらにARUYO東海の脅威を後押しするデンジャラスデータ。エアロックファイナリストが、4年連続関東制覇中。一発勝負のスペシャリストは、年間王者の集いをも押し切っているのだ。JCが、2004年に全国化してから、岬クラブ(04)、ヤンキース(05,06)、REDHILL(07)と、エアロックカップファイナリストが4年連続優勝。2003年のエアロックカップ決勝「イクターボ」VS「桜ケ丘歯科センター」後にストロングリーグオフィシャルサイトに踊った大見出し"エアロック最強説"はものの見事に継承され今やエアロック制覇→JC制覇は"王道"として定着しつつある。ARUYO東海は今季、開幕から歴代ファイナリストを次々と制してのエアロ制覇。秋にはJAPAN戦士をなんと4名輩出し日本の優勝に貢献するなどボディ&ソウル充実。切れ味満点のシーズンを送った。「プロスタのためだけに参加している」と、聞かなかったクールガイも「今はみんなジャパンカップに燃えてるんです」と、参戦6年目にして少年の心を取り戻した。春の訪れとともに再び遊びだす可能性が高いものの、今冬に関しては魂GINGIN。ストロングリーガーにとって最大の難敵となりそうだ。
同じくエアロックファイナリスト(準優勝)のJSCはSS2008をも制しトーナメント対応型ソルジャーへと変貌を遂げた。SS代表もヤンキースの全国連覇(05,06)で証明されたようにトーナメント組の勝負強さは底知れず、優勝大会別の統計上はARUYO東海と並んで危険度はトップクラス。
対抗の主役は、なんといってもストロングカップ(SC)代表チームだ。世田谷ペンギンズ以来となるSC特別部連覇を達成したTEAMByBLOSを筆頭に、特別部〜2部優勝チームが、ブロックの維新をかけ関東制覇に燃えるわけだ。ここではデータ分析にこだわって日曜組にスポットライト。秋-春の特別部ファイナリストは、TEAMByBLOS(08春優勝)、Heanen'sPowers(08春準優勝)、CLIPPERS(07春)、JSC(07秋準優勝)、史上初の全部ローマ字。そして必ずや特別部の有力チームへと成長するSC1部優勝チームは旋風必至。ただで帰らない。DROOG(08春優勝)&武磨(07秋優勝)だ。すなわち真子投手&箕輪投手だ。JC関東;全16チーム中でも1,2を争う好投手。両名の出し入れ圧巻。
まだまだいる。特別部第三位のジョルターヘッズは初戦でARUYO東海と激突。安定感屈指の試合運びが光り悲願のJC出場、決して善戦王とは呼ばせない。SC07秋2部からは、決勝戦不戦勝の果て、相手チームに祝福の胴上げをプレゼントされた(8人のサプライズ)飛脚。出場チーム中、最多の3度目の出場となるアスレチックス倶楽部と三陽商会は、なんと初戦で直接対決。SC土曜の最強王者同士の激突だ。過去2戦はアスレが連勝を飾っており三陽目の正直なるか。
SWBC開催イヤーとなった今季、ARUYO東海、JSC、アスレチックス倶楽部、武磨のほか、JAPAN組がバチバチゴロゴロ。伏兵はSC08春2部優勝のよしもり〜ず。大学全国制覇経験者〜名門高校出身者で構成され才能非凡。この大舞台にして、学生時代の魂が蘇り「楽しく」のスローガンを超越する可能性もある。SC08春土曜2部の東横ライナーズは歴史あるチーム。逆転につぐ逆転。延長サドンの末、激闘を制しJC初出場。相模原消防はSC08春土1部準優勝。アスレと互角に競っての延長サドンを戦った。基礎体力は出場全16チーム中ダントツ。相模のマッチョマンが、初出場初ファイヤを狙う。
最後に招待勢。東京審判協会杯からは4年ぶりのON THE ROAD。SENTAKKI'S、東中野タイガース、AJPBCら強豪を抑えてのJCチケット。過去に2度のJC関東ファイナル進出を誇る東京審判協会杯勢は侮れない(02オールジャパン、03東中野タイガース)。
だいぶ長くなってしまった。
あと、最も重要なデータを書きそびれた。歴代のJC王者はプレッシャーに強かった。
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◇全国軟式野球ストロングリーグ
http://www.baseball.gr.jp/
[草野球日本代表候補集合]
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